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The Reason I was Born

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テレサ

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プロフィール

名前:Teresa(テレサ)
種族:オーダーの司祭
出身:シヴァリング・アイルズ
所属:パンドラ邸
職業:メイド
年齢:200~300歳(大雑把)


【生い立ち】
第三期マニア公爵セイドンと、ディメンシャ女公爵シルの娘。

シヴァリング・アイルズの権化、マニア公爵家の令嬢であるテレサは、
この世界に住まう人々の例に漏れず、いくつか精神的な問題を抱えていた。

薬物依存症で享楽主義の父よりは、どちらかと言えば偏執病の母の血が強いのか、
物心つく頃には思考障害と感情鈍麻、重度の知覚異常(幻覚など)を患っていたが、
領域の住人や両親達のものと比べると遥かに軽度のものであったという。
そして何よりも両親を愛し、他人を尊重できる優しい子供だった。

根本から人格が破綻している他とは一線を画する常人的思考を持ち、
シヴァリング・アイルズの住人としてはあまりに正善なテレサと比べ、
両親であるマニア公爵セイドン、公爵夫人シルといえば、
領域でも突出した狂人であることは周知の事実である。
それはかの狂乱皇帝、ソアリズ・ペラギウスⅢ・セプティムの奇行でさえ、
彼らの統治と比較すれば遥かに慎ましやかだと例えられる程に。

公爵家と領民は、さながら癇癪を起こした子供と、
その玩具のような関係と言っても差し支えがないだろう。
そんな気狂い一族に真人間が巻き込まれたとあれば、
彼女にとって、どれだけ地獄めいた環境にあったのかは想像に難くない。

ただひたすらに罵声を浴びせ、意味のない暴力を繰り返す母親と、
依存性の高い毒物を与え、苦しむ娘の様子を余興として楽しむ父親。
この両親は、度を越した教育の果てに暴力を振るっているのではなく、
それは加虐的趣味によって行われ、当人達にとっては一種の可愛がりであったという。

マニア家の長い歴史から見ても、
当代の公爵家は些か暴走が目立っていた。
あまりにも凄惨な公爵家の実情を知ったマニアック派の中には、
とうとうセイドンらの悪逆無道な行いに対し、反発する者も現れた。

この領域において、マニア公爵家の影響力はとても大きく、
公爵家の行き過ぎた狂気がエスカレートするにつれて、
それに協調するようにヘレティクスとジーロットの争いは激化し、
ある意味では平和だったマニアのブリス都市内でも、暴力的な事件が相次いだ。

代々マニア家が保ってきた紙一重の活発性が失われつつあり、
シヴァリング・アイルズの均衡が崩れることを危惧したシェオゴラスは、
ディメンシャの遺跡”ジレサルド”にテレサを幽閉し、
彼女をマニア家から遠ざけることで、領域を元の状態へと戻した。


テレサが遺跡へと移って領域に平穏が戻った頃、
シルは虎視眈々とディメンシャ公爵の座を狙っていた。

ディメンシャ家は古くからのしきたりとして、
爵位継承には前公爵の心臓をアルデン・スルの祭壇に掲げなければならない。
つまり、どうにかして現公爵を殺す必要がある。

しかし、当代のディメンシャ女公アリアは、本人こそ平凡な人物であったが、
強力なマズケン(ダーク・セデューサー)部隊を率いており、
彼らは第二期から第三期初頭にかけて、領域内で最も猛威を奮ったとされ、
いかに無敗の戦士として名を馳せたシルであっても、その戦力差は著しいものだった。

マニア家の情婦が自分の暗殺を企てていることを知ったディメンシャ女公は、
”娘(テレサ)の魂縛と引き替えであれば、自分の心臓を差し出してもよい” と、
周囲の反対を押し切って、シルに直接交渉を持ちかけた。

シルはそれを快諾して新たなディメンシャ女公爵となり、
表向きにはマニア公爵家との関係を絶つことで、
事実上はセイドンが、マニア・ディメンシャ領を支配した。

そして、政略の差し障りになる娘の存在はそのまま無かったこととされ、
テレサはその後も地上に戻されることはなく、遺跡での生活を送った。


長い年月が過ぎて、
シヴァリング・アイルズにグレイマーチが訪れようとしていた頃、
シルもまた別の者へ、ディメンシャの公爵位を明け渡す日を迎えた。

ディメンテッド派の住人は、ニルンからやってきた後任者を受け入れていた。

公爵の座についてからは偏執狂に拍車が掛かり、誰一人を信用しようとせず、
ただ力で民衆を押えつけたその様は、まさに暗君と呼ぶに相応しい。
シルの交代が望まれたのは必然的だった。

後任者である”クヴァッチの英雄”に味方した家臣の謀反によって、
彼女の長年に渡る妄想は、現実のものになる。
ディメンシャ院に襲撃を受けたシルは、
過去に娘を幽閉した遺跡、ジレサルドに追い詰められていた。

ジレサルドの最奥に立て籠もったシルは遺跡に点在する罠を全て稼働させ、
側近のマズケン達と共に敵を迎え撃ったが、彼らの健闘もむなしく惨敗を喫した。

この時、ジレサルドには軟禁中のテレサの姿もあり、
彼女は事の顛末を見守った後、母親の遺体の下で自ら命を絶ったとされる。
その後グレイマーチの収束と共に、ジャガラグ(旧シェオゴラス)の力によって、
ダイウスと同様、定命の性質を奪われて再生し、
現在のテレサの姿になったとされる。

転生を経てからは、ニュー・シェオス宮殿の居住を許され、
執事ハスキルの下で、シェオゴラスの使用人に従事した。



第四紀201年恵雨の月
テレサはシェオゴラスに連れられ、スカイリムのソリチュードまで訪れるが、
ブルーパレスの立入禁止区画に一人取り残されたところを、
気配を察知して駆け付けたシビル・ステントールによって拘束される。

本来ならば不法侵入者として衛兵に引き渡される案件だが、
場所がペラギウス棟ともなれば帝国への反逆に値し、死罪は免れない。
いずれにせよ死ぬ運命にあるのならばと、シビルは同族ヴェナルス・ヴルピンに、
新薬スクゥーマの被験体としてテレサを引き渡すことにした。

しかし、幼少から与えられたフェルデュー(グリーンモート)の影響により、
あらゆる麻薬に耐性があったテレサは、
被験体としての充分な役目を果たすことは出来なかった。

ヴェナルスの仲間の吸血鬼達は、無用となった彼女を食糧にしようとしたが、
元賢明なヴェナルスは、テレサの稀有な体質に利用価値を見出した。
彼は血の泉をテレサの血で希釈調整することで、
レッドウォーター・スクゥーマを完成させた。

同年降雪の月、
吸血鬼のパンドラが、ヴェナルスの住処であるレッドウォーターの隠れ家を襲った。
ヴェナルスの吸血鬼一派は、一晩の内に顧客も含め一掃され、
彼らに捕えられていたテレサも無事に開放される。

その後行くあてのないテレサはパンドラの誘いを受け、
彼女の侍女として仕えることになった。

曲がりなりにもシェオゴラスの側付きを200年に渡り務めたテレサが、
吹けば飛ぶような一介の吸血鬼に仕えるのは分不相応だが、
テレサは狂王の下にいた頃よりも、仕事熱心な姿勢を見せている。

パンドラも、彼女は自分には勿体無い従者だと評し、主従関係は良好のようだ。


【備考】
マニアックとディメンテッドの間の子。
混じりないボズマーの家系だが、
生前とは面影も変わり、記憶も残っていない。

種族名にあるオーダーというのは、ジャガラグに仕える兵士達の総称で、
主にナイト(騎士)と、ナイトを管轄するプリースト(司祭)に分類される。
テレサはこれの司祭で、グレイマーチの門を開くオベリスクの守護者の役割を持つ。

オーダーの司祭は機械めいた風貌の騎士と違って、
ニルンの人間・エルフ種族に酷似しているが、彼らも歴としたデイドラである。
単純な戦闘能力よりは、その活動限界に秀でており、
その性質こそオーダーが他のデイドラから恐れられる所以とされている。

特技は主に家事全般で、ニュー・シェオス宮殿の家事一切を、
たった一人で引き受けていた程の一流家政婦。
彼女の多芸多才なスキルは炊事洗濯に留まらず、花園芸や茶道、洋服の着付け等も熟し、
更には楽器の演奏や手品、舞踏から歌唱までと守備範囲が広い。
その殆どが狂王の余興として披露する為に身に付けた、あるいは作り変えられたもの。

性格は見た目通りで、笑ったり泣いたりせず、基本的には話しかけられないと喋らない人。
不惜身命を地で行く完璧主義者で、主に一生を捧げる以外に生き方を知らない。

誰に対しても等しく温和さを示すが、
生まれも育ちもオブリビオン界の住人であるテレサは、
他のデイドラと同じく、ニルンの住人から見て倫理観が欠如していることに変わりはない。

生きている人間を食糧に見立てて接するようなことはしないが、
主が吸血鬼ということもあり、食卓に人間を並べることも当然ある。
空の器に尊厳は無いという、デイドリック(?)な思考によるもので、
そこに躊躇いや悪意など、感情の入り込む余地はない。

余談だが、主人のパンドラは眷属を作らない主義な為、
彼女にとって、テレサが初めての従者に当たる。
優秀なメイドを迎え、少し有頂天になっているようだ。


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